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「70歳のおばあちゃんに使い方を聞かれるんですよ」 – カマコン発の地域活性化アプリ「鎌倉今昔写真」事例インタビュー

時代によって街の風景は移り変わります。少しずつの変化で日々過ごしている中では気付かなくとも、数十年経つと一変していることさえあるでしょう。そんな今と昔の風景、街並みを比較して楽しめるアプリが鎌倉今昔写真です。すでに鎌倉以外でも広まり、地域活性化を目的として開発、運営されています。

鎌倉今昔写真 │ 鎌倉の「今」と「昔」を「写真」で見比べよう

同アプリではmBaaSの多くの機能を利用してもらっています。今回は企画、開発している今昔写真メンバーの菱木さん、松田さんにお話を伺いました。

鎌倉今昔写真の企画はどうはじまったのでしょうか?

鎌倉にはカマコンというグループがあります。そこに参加している土屋さん(電波少年で有名なTプロデューサー)がITを使って街を盛り上げるための企画としてはじまったのが鎌倉今昔写真です。商店街で昔の写真を並べた企画があり、それがとても好評だったというところからアイディアを得ています。

街の活性化という点に重点を置いているので、年配の方に声をかけて昔の写真を借りたり、それと対比になる今の写真は地元の高校生にお願いしていたりします。後はリアルのイベントも開催しています。自分の写真が載っているとあって、70歳を越えたお婆さんからアプリの使い方を聞かれたりします。そんなアプリはそうそうないんじゃないかと思いますね。

開発体制や開発期間を教えてください

企画がはじまったのは2014年10月くらいですね。そこから開発をして、半年くらいでローンチしています。iOSとAndroid両方に対応しています。ニフティクラウド mobile backendを使っているので、サーバサイドは自分たちで用意していません。サーバを日々運営するのは大変なので、その部分の手間がないのでとても役立っています。

今昔写真自体はソースコードの販売もしていて、各地方でも使ってもらっています。そんな時に自分たちでサーバを用意していたら、アプリを買ってもらった人たちの分までサーバの面倒を見ることになります。mBaaSであればアプリケーションキーとクライアントキーを変えるだけなのでとても簡単ですし、運用負荷も全くありません。

mBaaSを使おうと思ったきっかけを教えてください

元々私の所属している会社(松田さんはカヤックのエンジニアです)は開発プロジェクトの中でmBaaSを使っていました。なので鎌倉今昔写真のプロジェクトがはじまった時に早々にmBaaSの導入を決めています。サーバを用意したり、セットアップする手間はないですし、できることも分かっていたので今回のプロジェクトにマッチすると分かっていました。

鎌倉今昔写真は鎌倉だけで使う予定は元々なく、アプリをベースに水平展開していこうと考えていました。例えば今は鯖江、横須賀、今治、大磯のほかに、わくわく今昔写真という企業が提供されているもの、など多くの地域に展開しています。サーバまで水平展開していたら管理コストも増えていくのが分かっていたので、mBaaSの導入はその意味でも正解だったと思っています。

mBaaSを使っているところを教えてください

今はデータストアとプッシュ通知を使っています。元々ファイルストアも使っていたのですが、今は別なクラウドのストレージサービスを使っています。データストアは写真のメタデータを保存しています。また、利用規約のような各地域のアプリによって異なる部分もmBaaSに保存しておいて、アプリ自体は汎用性を持たせています。

プッシュ通知は管理画面で人の手で作成して送信しています。あえて自動化はしていません。アプリを使っている方も、プッシュ通知が届いた時に見に来てくれることが多いようです。

まだリリースはしていませんが、管理者向けに簡易的な写真アップローダーを作っています。mBaaSの管理画面は慣れた人にとっては使いやすいのですが、写真をアップしたりコンテンツをアップする人にとっては分かりづらいこともあります。そこで入力値のチェックを含めて写真の掲載時の表示を確認したりできる画面を自作しています。

今後の予定について教えてください

今昔写真チームの中では47都道府県制覇しよう!と言っています。今後もどんどん地方展開を進めていきたいと考えています。

鎌倉今昔写真の場合、イベント開催費用は鎌倉市限定のクラウドファンディングであるiikuniを使って集めました。今治市ではFAAVOという、こちらも地域×クラウドファンディングというサービスを使って資金を集めています。さらに地域のイベントと絡めたり、年配の方から若者まで集めて交流を深めるのに使ってもらっています。アプリを使って地域活性化を担えるのはとても嬉しく感じています。皆さんの地域でも使ってもらいたいので、ぜひお声がけください。


NPOとあって予算の限られる中でmBaaSは初期開発費用、運営費用の削減に役立っているとのことです。また、ニフティというネーミングバリューはアプリを作られる方にとっての安心感に繋がるという嬉しい言葉もいただきました。

広い地域だけでなく、歴史ある高校で立て替え前と今を今昔写真で比べるなど、使われ方も広がりを見せているとのこと。今後、ますます導入が進んでいくのではないでしょうか。ぜひお試しください!

鎌倉今昔写真 │ 鎌倉の「今」と「昔」を「写真」で見比べよう

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